歌が上手くなる絶対的な発音練習とは

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歌が上手くなりたいから、腹式呼吸の練習や、ロングトーンの練習や高音を出すレッスンを一生懸命にやりますし、それも、とても大切な練習に違いないのですが、今回は「発音」について考えてみたいと思います。「発音」とはなにか、しっかり理解して、練習してみましょう。

「言葉」とは                    

日本語は母音と子音を響かせて「声」にします。「母音」は口の大きさを変えたり、形を変えたりします。「子音」は唇や舌等を変化させる必要があります。この、母音と子音の調節がうまくいかないと「言葉」(発音)として、問題が起きるんですね。

よく「舌ったらず」とか「歯並びがわるいから」とか、「顎が固い(表情)」とか、「総入れ歯」とか、仕方のない身体的理由で、発音が悪い場合もあります。

残念ながら、「発音」をする、言葉を発することに、身体的理由が影響するのは少なからずありますが、言葉は「母音」と「子音」がしっかり響いてこそ、発せられるものなんですね。毎日練習して綺麗な「発音」ができるように、がんばりましょう。

ウオーミングアップ                 

「声は朝寝坊」さんです。起きてすぐ声出しの練習をしてはいけませんよ。急に声を出してしまうと喉を傷めたりしてしまいますから、無理は声出しは賛成しません。声を出すのも、順番があります。順番の最初は「朝起きたときの腹式呼吸」から始まっています。

まずは、腹式呼吸をしながら、呼吸と共にイメージトレニングをします。頭の中を起こします。喉のトレーニングをする準備をします。起きてから、5~6時間すると、ちょうど「喉」の調子が整ってきますから、「発音トレーニング」に適した時間帯に入ります。

いろんな方がいろんな環境で、いろんな練習方法をしていると思いますが、だいたい「舌や顎」も整ってくるお昼ごろがいいですよね。カラオケの練習に行くのも、この辺がベストかと思います。環境により夜にウオーミングアップする人は、喉も疲れているので、丁寧にやることをおすすめします。

発音が大切な訳はなに                

「発音」は自分の思いを伝えたり、歌を聴いていただく上で、とても大切な役割を果たします。自分の話をしたり、意見を述べたりするときに「発音(活舌)」が悪いと、キチンと意味が伝わらないことがありますよね。

かならずしも、話をするとき、言葉を噛んだり、発音が不明瞭になることが悪いから、自分はダメだ、と卑下する必要はありませんが、「歌」の場合は、できるだけ、「明瞭な発音、発声」で「伝わる歌」に仕上げなくてはいけません。

そのために、「母音と子音」の発音練習はとても大切になってきます。「母音」は舌や唇に影響されない音です。子音は舌や唇や顎の使い方で変化をおこす音です。このことで、わかるように、繰り返し練習していくことで、意識しなくても、きれいな「発音」が身についてきますので、「絶対的練習」はひたすら、この練習法にあります。

五十音の読み上げ練習

  • あいうえお
  • かきくけこ きゃきゅきょ
  • さしすせそ しゃしゅしょ
  • たちつてと ちゃちゅちょ
  • なにぬねの にゃにゅにょ
  • はひふへほ ひゃひゅひょ
  • まみむめも みゃみゅみょ
  • やいゆえよ
  • らりるれろ りゃりゅりょ
  • わいうえお
  • がぎぐげご ぎゃぎゅぎょ
  • ざじずぜぞ じゃじゅじょ
  • だぢづぜど ぢゃぢゅぢょ
  • ばびぶべぼ びゃびゅびょ
  • ぱぴぷぺぽ ぴゃぴゅぴょ

ゆっくり、丁寧に発声しましょう。急ぐ必要はありません。早口言葉の練習ではありませんから、早く発声しても意味はありませんよ。ここで、しっかり意識してほしいのは、発音をするときに「舌はどの部分にあるのか」「唇はどうなっているのか」「顎の動きはどうか」を意識して行うのがいいですね。

縦によんだり、横に読んだりして練習しましょう。あせらず、何事も「慣れる」ことなので、最初からうまくいかなくても気にする必要はありませんからね。

わたしも、「舌を噛んで血が出た!」なんてこともありました(笑)

「発音」を制覇する絶対的練習は、何を隠そう、この「繰り返し練習」の他、ありません!

できるだけ、毎日が良いにこしたことが在りません。口の中が大忙しですが、私達の使っている日本語は簡単に言うと「母音と子音」(他にも詳しくありますが)から成り立っているので、最低でも、「いい歌・いい歌声」のために大切ですから、頑張って練習しましょう。

今回のまとめ

「発音はとても大切」だということです。自分の思い・考え・歌を表現したり、伝えたりするには、きっちりとした「発音」を身につけて、楽しい会話・伝えられる歌を習得しましょう。

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