「母音」と「子音」は説明だけでは難しいものです。実際に、対面で練習するのがいちばんですが、知識として知っていることも必要なので、今回は「母音と子音について」お話ししたいと思います。だいたいのことだけでも、覚えて「実行」してみてくださいね。ピアノかキーボードがあるといいですね。
母音の「アエイオウ」
基本中の基本の「あいうえお」は「母音」です。母音の練習をするときは「アエイオウ」と発声します。「アエイオウ」は口を開けたときの、「口の大きさ順」になります。そして、「エイアオウ」と発声するときは「舌の動きが前から、奥に行く感じになります。今回は「アエイオウ」の順で行きましょう。
ピアノやキーボードの真ん中あたりの「ド」の音からはじめます。まずは1オクターブ。1オクターブとは、「ドレミファソラシド♪」つまり8音。その8音をまずは、発声しましょう。
肩や首の力を抜いて、「丹田(おへそから5~6㎝したあたり)」を意識して、腹式呼吸で、ゆっくり声を出します。(腹式呼吸の仕方はこちらから)りきんだり、喉に力がはいってはいけません。
しっかり発声ができるようになったら、すこしづつ音階を下げていったり、少しづつ上げて行ったりしながら、希望は2オクターブです。(2オクターブは16音階)つまり、「ドレミファソラシド・ドレミファソラシド♪」です。低い方の「ラ」からがちょうどいい方は「ラシドレミファソ・ラシドレミファソ」で2オクターブ。
なかなか、2オクターブは厳しい方もいらっしゃると思いますが、無理をせず、目標にしましょう。だいたいの方は15~16音階で上出来です。楽曲もその辺の音階で作られているものが多いような気がします。
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母音以外の「子音」
母音(あいうえお)以外の発音は「子音」といって、細かく分類されていますが、特別に言葉を覚える必要はありませんが、この「子音」は「舌や唇」の正しい使い方で発声練習しないといけません。よく理解して使い分けましょう。
破裂無声音(カ行・タ行)
摩擦無声音(サ行・ハ行)
通鼻音(ナ行・マ行)
半母音(ヤ行・ワ行)
弾音(ラ行)
破裂有声音の濁音(ガ行・ダ行)
破裂有声音の半濁音(バ行)
摩擦有声音の濁音(ザ行)
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「ン」はどこに行った?」
そうですよね、「ン」の発音・発声はどこにいったのでしょうね~。
「ン」は破裂有声音の濁音の「ガ」とお友達です。
ガッコウ・ガガク・ワタシガ・ココロガ・ガッチリなど発声するときに「ンガ」(ng)となります。言葉ではわかりにくいのですが、ちょっと書いてみますね。
ngガッコウ・ガngガク・ワタシngガ・・・わかりますか?
意識して練習してみましょう
歌を歌う時に、音程があってるか?リズムがとれてるか?と、気になって、「言葉」の重要性に気が付かない人が多いです。日本語を明瞭に発音・発声することで、「言葉の持つ意味」をちゃんと伝えて歌えるようになります。地道な努力ですが、しっかり意識して身に着けるように心がけましょう。