「声を鍛える」についてお伝えしますね。「良い声は鍛えなければ生まれないんです!」
「え、鍛えるの?どこを?スポーツじゃないのに」なんて思いますよね。ちょっと、お聞きしますが・・・あなたは、「歌のうまさ」の条件は何だと思いますか?
「音程がしっかりしている」とか「リズムが正確」とか思いましたか?もちろん、音程もリズムも、どちらも大切で、大事です。でも、「基本は力強く魅力的な声」で歌えることなんです。
それでは「魅力的な力強い声」ってなんでしょう?それは、繰り返し、繰り返し発声練習することで鍛えられる「声」です。そのための練習にはいろいろあります。
正しい呼吸の習得
正しい呼吸とは、「腹式呼吸の習得」に限ります。基本的な腹式呼吸の仕方は前回お伝えしていますので、参考にしてみてくださいね。「お腹で息を吸って、はい、お腹から声を出して~」ってなんのことかわからないですよね。お腹からは声は出ませんから・・・(笑)
「お腹から声を出して・・・」というのは、つまり「腹式呼吸」で、という意味です。女性は、胸や肩を持ちあげて歌う人が多いですね。この場合は十分に「力強い声」を作ることはできないんですね。ですから、特に女性の方は練習しましょう。喉や肩や首のまわりなどに力を入れるのは、最も悪い練習になります。
声を鍛えるときの姿勢
腹式呼吸は「丹田」に力を入れる呼吸法ですが、意識するあまり、前かがみになったり威張ってるみたいにふんぞり返ったりしてはいけません。
背筋を伸ばして、体重はツマ先より前にかけ(特に親指)、アゴは少し引いてリラックスした姿勢で立ちます。
力を入れるところは、おへそより5~6㎝したの「丹田」というところです。くれぐれも、肩や首に力を入れないで腹式呼吸を繰り返しましょう!
ウオーミングアップ
キーボーがない方は譜面の感じから、やってみてくださいね。
声も筋肉の仲間
歌を歌う時のこのウオーミングアップは、とても大切です。スポーツと同じで、急に過激な運動をすると、けがの元になります。声帯を傷つけたり、ポリープの原因にもなります。
くどいようですが、くれぐれも、首や肩に力をいれないことです。リラックスした状態で低音から高音へ、高音から低音へ声をならしていきましょう。自分で、あ、ここで無理!って思ったら、無理しないでくださいね。
でも、毎日続けていると、不思議に1音、2音と低い声、高い声がマスターできます。たかがウオーミングアップ、されどウオーミングアップですよ。
最後に、とても大切なことをいいますね。
練習するとき、忘れてはいけないことです。
発声練習は「笑顔」でやりましょう!
今回のまとめ
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