カラオケが好きで、大会に参加していらっしゃる方は、どういう採点になっているか気になりませんか?採点表はだいたい30項目位あって、逆算方式(ダメな箇所にチェックし、チェックのない数が多い人がいい)なのですが、多くの大会は、審査員の評価、100点満点で採点されています。
ですが、やはり基準のようなものがあり、その項目それぞれが審査基準になっています。この頃は審査員2名、3名の方の点数評価や、寸評表などがあり、入賞者が決まります。公平とはいえ、審査員の方の好き嫌いが左右することにはなります。
審査員もな・る・べ・く公平に審査することに気を付けていらっしゃると思いますが、作詞の先生、作曲の先生、編曲の先生、プロデユーサーの方も、どこを基準にするかは、十分ご存じなので、あえて、みなさんには、「審査基準」を暴露しますね。wwぜひ、参考になさって、大会に挑戦してください!
審査基準13項目
- 音程の正確さ
- リズムの正確さ
- 発音の明瞭さ
- 発声の厚み
- 声域の適正
- モノマネチェック
- 歌いだし
- 声量
- ビブラートの使い方
- 一本調子かどうか
- 歌唱丁寧さ
- 選曲のマッチング
- 歌唱表現力
音程の正確さ
音程に非自然さはないか、音符に正しくのってるか、特に高音などがフラットやシャープしていないかを聴いています。
リズムの正確さ
伴奏にきちんと合ったリズムで歌唱しているか。走りすぎたり、また溜め過ぎてはいないかを聴いています。あまり自分流にならないようにしましょう。
発音の明瞭さ
滑舌が良く、詞の意味が伝わるような発音になっているかどうかです。五十音の練習は必須。
発声の厚み
腹式呼吸を習得している人は「発声」に厚みが出てきます。太い声がしっかり出るようにしましょう、遠近の歌唱力がつきます。
声域の適正
高音も低音も十分に安定感があるか聴きます。こぶしやファルセットじゃない声で「ひっくり返ったり」「低音が不明瞭」になっていないか。
モノマネチェック
好き歌い手さんのモノマネになってしまう人がいますが、NGですね。自分の歌になるまで、練習してから挑戦しましょう。姿かたち、マイクの持ち方、歩き方までそっくりな人がいますが、評価が下がりますので、ご注意を!
歌いだし
まず、歌いだしが重要です。歌いだしの評価で、3小節目、4小節目を聴きたくなります。
声量
大きな声で歌うだけが声量がある、ということではありません。1曲1番の中にきちんと、抑揚があるかないか、聴かれています。最初から最後まで大きな声で歌うのはマイナスです。
ビブラートの使い方
ビブラートやロングトーンはよく計算しなくては、良し悪しにつながります。効果的なビブラートを使い分けましょう。
一本調子かどうか
カラオケ初心者の方に多くみられます。一生懸命なのですが、歌いこみが少なく、全体を通して一本調子な、メリハリにかける歌唱は、残念ながら、絶対に上位には届きません。
歌唱の丁寧さ
歌詞を大切に、丁寧に歌っているかどうかです。ただ、一本調子になる可能性もありますが、練習することで、大丈夫です。
選曲のマッチング
歌いだしよりも、もっと大事な選曲です。これで、決まると言っても過言ではないのです。あなたと、選曲と、音域がしっかりマッチしているかどうかです。
歌唱表現力
審査員、会場の方に心のこもった歌を届けましょう。独りよがりに、自分が気持ちいいからと、自分の世界満載の歌唱表現は、「もう聞きたくない!」と思われたら結果は散々ですよ。
採点参考数字
90点以上 プロ級
85点以上 優秀歌唱
80点以上 優良歌唱
75点以上 努力歌唱
70点以上 基礎歌唱
音程・リズムが正確なら、とりあえず、70点代と言ことになります。
70点以下の方は、基礎からの練習を希望したいと思います。
カラオケ大会を主催される方の考えや、審査員の先生方の流儀がありますから、一概にはいえませんが、だいたい、こんな感じというところですね。
(注意)寸評をつけてくれる大会が多いと思いますが、大会によっては寸評に点数を書いていない大会があります。こういう大会への参加はオススメしません。審査する側になんらかの力が加わる可能性があり、参加者にとってはスッキリしない大会で終わる恐ろしい結果が待ち受けています。
今回のまとめ
今回は「採点の秘密」だけお伝えしました。蛇足として、「衣装」も採点基準に入るときがありますよ。あまりに歌とかけ離れた衣装は顰蹙をかいますから、清楚で感じのいい衣装にしましょう。カラオケ大会を目指すなら、日々の練習が差をつけます。やはり、歌いこみの数は、いつか、評価してくれますから、頑張ってくださいね。