今日は「イメージトレーニング」についてお話させてください。「イメージトレーニング」ってなんでしょう!右脳は「感情や言葉」、左脳は「数字とか計算」なんて言われたりしていること、知っていますか?
「歌を歌うとき右脳を使いましょう」なんて言うのも聞いたことがあるかもしれませんね。
そう、「だから、年寄りにはボケなくていいんだ」なんて失礼な話も聞こえてきます。(笑)たしかに、「歌を歌っている人は若い!」ですからね~。
■感情のイメージトレーニング
感情を表す言葉っていっぱいありますね。
嬉しい・楽しい・悲しい・不安・怖い
苦しい・暖かい・イライラする・辛い
倖せ・心配・気持ちいい・寂しい・・・などたくさんあります。
まだまだ、たくさんありますが、この感情から表情をコントロールする方法をしっかり身につけましょう。そして、感情と表情は密接に繋がっていることも確認してみましょう。
■まず、「怒ってください!」ものすごく、腹が立ってあなたは今、怒っています。鏡を見て、これ以上なく怒りましょう。その怒った顔で・・・「しあわせだな~」って言ってみてください!・・・どうですか? 怒った顔で倖せ表現は難しいですよね。ww
■次に幸せな顔をしてみましょう。
こんな幸せがないの顔です。誰が見てもあなたは倖せ一杯です。その顔で、この野郎!」と言ってください!・・・どうですか?
幸せな顔して「この野郎」は変な感じではないですか?違和感ありませんか?
このように、歌を歌う時も「感情」「表情」がとても大切なことがわかります。なにが面白くないのか、つまらない顔して、楽しい歌を歌っている人がいますが、それでは聴いてる方もつまらなくなりますね。
■歌詞のイメージトレーニング
歌を歌うのはリズムはもちろん、「歌詞」「詩」もとても大切です。「歌詞」を完璧に把握しましょう。もちろん、数学と違い「正解」はないです。正解は作品を作った作詞家さんの心の中。だから、私たちは、なるべく、作品を深く掘り下げて内容をわかろうとする努力をしましょう。例えば・・・
「小雨降る径」(シャンソン)♪静かな雨 並木の雨 あなたを待つ 胸に降る 流れる歌 懐かしい歌 愛をささやく あのメロデイ いつの日にか また逢いみん 溢れくる涙 静かな雨 並木の雨 歌う心に しのび泣く ♪ |
さあ、これは誰がどんな状態で、どこにいて、何を思っているんでしょう?かみ砕いて考えたら、イメージを作ります。女性か男性か、何、〇〇歳くらいなのか?〇〇歳くらいの気持ちで歌わなくちゃ・・・と、いうイメージを持ちますよね。そうすると、自然に自分が意識しないのに「発声法」が変化していることに気が付くことでしょう。
元気よく歌ったらいいのか、優しく歌ったらいいのか、楽しく歌ったらいいのか寂しき歌ったらいいのか、愁いをもって歌ったらいいのか、きつく歌ったらいいのか・・・
歌詞を良く読んで、理解してイメージし感情を表情で表現しあなただけの世界が「歌」で広がります。
■イメージトレーニングで歌はあなたのもの
「歌を歌う」といっても、「歌は3分間のドラマ」と言いますから歌を歌うことは「演じる」ことだと思います。そう、「役者」さんなんです、あなたは!
余談ですが・・・ちあきなおみさんという歌い手さんがいました。この方が歌うと、彼女の世界に聴く者は知らず知らず引き込まれていきます。歌っているはずなのに、情景が浮かびます。聴いてる方は勝手に、その情景の中で主人公を動かし、何かを感じ、感動するんですね。
プロの歌い手さんじゃなくても、それは、きっとできます!
素人さんの歌にも感動することってあるんです!あなたも、聴いている人が感動するようなそんな歌を歌える人になってくださいね。
イメージトレーニングは歌だけじゃなく、いろんな場面にも応用してみても楽しいですよ!
なにか目標があったり、達成したい夢があったら、「イメージトレーニング」してみましょう!なりたい自分!なった自分!を描きイメージすることで、想いが現実になりかもしれません・・・よ!「歌が上手になった自分を描いてください!」その通りになります!
今回のまとめ
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