楽しみながら歌を歌うことで、脳が元気になる「カラオケ療法」が南越谷健身クリニックの周東寛先生により「認知症の進行を止める効果がある」と発表されています。私も実際にカラオケの指導などから、ある程度の年齢のかたでも、カラオケを趣味とされている方の、なんとお元気で、おしゃれな方が多いことを実感しています。
認知症予備軍
厚生労働省は、認知症とその予備軍とされる軽度認知障害になっている人が、すでに862万人も存在すると発表しています。大変です、65才以上の方の4人に一人が認知機能に問題があるという、驚くべき数字なんですから。私の友人たちが集まると、10人位のうち2人は認知機能に問題があるという感じ・・・
昔から「この頃、物忘れが多くなってきてね~」っていうと、「あんた、ボケてんじゃないの?」とか言って、お互い笑って話していたことも、医学が進み、長生きの方も増えてきていますので、この「ボケ」という、「年とれば・・・みんな」が冗談ではなくなってきています。
この軽度認知障害(MCI)の発症や進行を防ぐために、世界中で研究が進められている中、周東寛氏は「歌うことで認知機能を高めるカラオケ療法」が大変な効果が期待できるとお話ししています。
ポイントとして、
① 仲間と楽しく感情をこめて歌う。
② 呼吸を使うことで筋肉や関節が大きく伸縮する。
③ 週に2回カラオケレッスンを推奨。(半年くらいから成果が出る)
④ 懐メロがいい。(最近のことより昔に事をおぼえているため)
歌うことのデメリットはない
|
いかがでしたか?
カラオケ効果って素晴らしいですね!
私の生徒さん達でもご年配の方たちが多いのですが、カラオケ屋さんに出かけるためにおしゃれしたり、今日は何を歌おうかって楽しみにしたり、町のイベントで歌ったり、そのために衣装を買ったり・・・と忙しく笑顔で楽しんでいる様子を見ると、こちらまで勇気をいただきます。
腹式呼吸ひとつ、覚えてだけでも、自分への自信みたいなものや、健康になっていく自分へのご褒美にお洋服を買ったり、靴をそろえたりすることって、凄く素敵なことだと思います。
人生100年時代になってきました・・・6万人以上の方が100才を超えてらっしゃいます。それも、できるだけ楽しく生きたい!と望んでいます。そんな方たちに少しでもお力になれたら嬉しいと心から感じています。
お近くにご年配の方がいらしたら、「趣味にカラオケはどう?」と誘ってみましょう!きっと、初めはモジモジしてらしても、そのうちに大変化をもたらしてくれますよ!
あなたご自身の為にも、「カラオケ療法」推奨します。