「本気で歌が上手くなりたい」と思っている方は、ものすごく多いと思います。会社の二次会や三次会で、否応なしに歌わされたりすることで、少しは上手く歌いたいな~、とか、町内会などのイベントで自分も歌ってみたいな~とか、はたまた、カラオケ大会に出場してみたい、出場したら賞を狙いたい!など、「本気で歌がうまくなりたい!」
そこで、「歌を上手く歌えるようになる」コツ、また、テクニックを簡単に解説したいと思います。
まずは、あなたが「歌がうまいな~」って思う人は、どんな人なのでしょうか?また、すでに、何年も歌を歌ってきている人、プロの審査員が感じる「歌が上手い人」は、それぞれ違うんですよね。
「歌が上手い」ってどんな人?
素人さんは、声が大きい人で、高い声がでて、声がハッキリ聴こえる人、だと評価します。少し、カラオケをやってきた人は、「あの人の歌はメリハリがきいてるわよね」とか、「ビブラートができてるな~」だと、評価します。
ここが、大事ですが、私達プロの感じる「歌の上手い人」とは、「声の質がいい」「自分らしい個性がでている」「人に伝わる歌ができている」「もう一度、他の歌も聴いてみたいと思う」というレベルの評価です。
「体」を楽器のようにコントロール
腹式呼吸が重要なのは、みなさん、ご存知の通りです。腹式呼吸ができることで、ブレスコントロール(息継ぎ)が上手くなります。
息を吐くときに、動く「呼吸筋(喉を動かす筋肉)」と呼吸するときの「横隔膜」があります。この横隔膜をしっかり鍛えることが、「歌が上手くなる」ということです。
横隔膜を大きくしたり(上に)、小さくしたり(下に)して発声をコントロールします。このことができるようにするのが「腹式呼吸」なんです。
毎日やる人とやらない人では、数か月後には、ものすごく差がでてきて、「このごろ歌が上手くなったよね」って言われて嬉しくなる人と、まるで変わらない人になってしまいます。笑
「腹式呼吸」を参考に、毎日少しづつ、続けましょう。
自分の声が好きですか?
自分の声をよく聴き、自分の声を好きにならなければ「歌は上手くなりません。」自分の声がどんな声なのか、知ることで「歌がメキメキうまくなります」
透き通っているのか、しゃがれているのか、高い声なのか、低い声なのか、キンキン声なのか、ぺちゃぺちゃした声なのか、しっかり知ることが大切です。
録音して「自分の声」をよく聴きます。自分の声は、自分が聴いてる声と違います。自分の内耳で聴いてる声ではなく、他人が聴いてる声は「録音された声」です。あなたが聴き慣れなければいけない声は「録音された声」ですよ。
自分の声の確認や音程がずれてないか?リズムがずれていないか?変な癖がついて歌っていないか?などがチェックできます。
まずは、録音して、チャックしながら、自分の声を好きになってくださいね。
「歌が上手くなる」には選曲が大事
初心者の方は、まず「得意な持ち歌を1曲マスター」しましょう。「歌が上手くなるコツ」は選曲です。自分に合わない歌を、一生懸命練習して、歌っていても上手くなりません。
「ゼロの声」って知っていますか?自分が一番楽に、自然に出てしまう声です。リラックスした状態の時に出る声です。この「ゼロの声」から始まる歌を選ぶと、ほとんど失敗しません。
女性の方が男性の歌を歌っても、男性が女性の歌を歌っても、全然かまいません。人にはそれぞれ音域があって、それぞれ高いところ、低いところの音域が違うので、歌いやすい「キー」を見つけて、自分に合った音域の歌を選ぶことが「歌上手になるコツ」ですよ。
声を前に出す練習をする
いろいろな発声法があります。ただ、「声を前に出す」ことができない人は、「歌が上手く歌えません」。声が前に出てから、口の中で上の歯の上にぶつけたり、声をファルセットしたり、ビブラートをかけたり、しゃくりをいれたり、できるようになります。
「声を前に出す」イメージは目の前に何げなく、声を出さず、遠くに声を飛ばすイメージで練習しましょう。例えば、信号機のこちらにいて、向こうにいる人に向かって呼びかける感じです。
息をいっぱい吸って、いっぱい吐き出さないとできません。つまり、最初に言った「腹式呼吸」ができているか、できていないかで上手く歌えるか、歌えないかの差がつきます。
数あるテクニックはそれからでも、大丈夫です。
「歌が上手い人」ができていること
「本気で歌がうまくなりたい」なら、「声を前に出すことを覚えたら」次に、「声のコントロールを覚えること」です。
歌の上手い人は、声のコントロールがとても上手にできています。「声を前に出す」と言いましたが、声を前にだす配分をコントロールしています。全部、ガンガン出し切るのではなく、だいたい8~9割で歌うようにできています。
プロの方も、8割で歌っています。「キー」が高くて、地声では無理というところも、ファルセットを使ったり、こぶしで変化つけてみたりして、「ラク」に歌っています。
「歌が上手くなる」とはそういうことで、一生懸命ギーギーがなりたてて歌うものじゃないっていうことです。
カッコいいテクニックとセンス
歌が少々、粗雑でも、上手くなくても、「歌が上手くなった」と思ってもらえる「テクニック」があります。
それは、カッコいいパフォーマンスで光!こと。
あなたが、好きな歌手、グループで「カッコいいな~」って思う人を、真似しましょう!歌い方はマネしなくても、多少歌えれば、言うことなしでパフォーマンスします。
歌を真似するのは、「モノマネ」になるので、賛成できません。が、身振り手振りの真似くらいなら、真似して、楽しんでみましょう。
知らないうちに「歌が上手くなりたい」自分になっている場合があります。(ただし、カラオケ大会に出る人はNG!)
真似しているうちに、あなた自身に「光る」なにかが芽生えてきます。鏡を見たり、なんども、練習してみて、「歌が上手くなって」みんなを楽しませてあげましょう。
まとめ
「本気で歌が上手くなりたい人」は基礎をきっちり、やらないと上達しません。基礎ができたら、いろんなテクニックも向上します。できるようになります。
「歌が上手くなる」ということは、「自分の個性をだせる」ということに繋がります。初心者に限らず、何年も歌ってきている人も、自分の個性をしっかり身に着けて、「聴いている人に伝わる歌」が歌えるようになりましょう。
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