「納豆ブーム」とか言われているこの頃ですが、ずっと「納豆が好き」な私です。が、賞味期限とかは、あまり意識しないでいましたが、(すぐ食べちゃうので)、結構、賞味期限切れでも、気にしないで食べている人が多いのには驚いています。そこで、「納豆の賞味期限はいつ頃なんだろうか」「効果効能はなんだろう」と思い、専門分野の方のデータを調べてみることにしましたので、お伝えし真似。ご参考にしてみてください。
そもそも「納豆」とは?
納豆(なっとう)は、大豆を納豆菌によって発酵させた日本の発酵食品です。各種が存在するが、現在では一般的に「糸引き納豆」のことを言います。菓子の一種である甘納豆とは別物でです。
骨にカルシウムを与えて強固にするビタミンK2などのビタミン類やミネラル(マグネシウムなど)、食物繊維、腸に良い乳酸菌、蛋白質が含有されていて、骨にも良く、免疫力を高める健康食である。長寿国日本の長生きの秘訣として、各国の健康志向の高まりもあり、国外でも臭いを弱めたものなども含めて人気となっています。(Wikipedia参照)
糸引き納豆は、「煮豆」と「藁」の菌(弥生時代の住居には藁が敷き詰められていました。また炉があるために温度と湿度が菌繁殖に適した温度になる)がたまたま作用し、偶然に糸引き納豆が出来たと考えられているそうです。
「健康長寿食といわれている食品には共通の成分、ポリアミンが含まれています。特に納豆は毎日食べ続けると血中(体内)ポリアミン濃度が上昇します。ポリアミン濃度が高いと炎症が生じにくい体内環境になり、臓器の老化が抑制され寿命が長くなるということがわかりました」(自冶医科大学附属さいたま医療センターの早田邦康先生)
このポリアミンが遺伝子レベルでも遺伝子の炎症をおさえ、がん、特に大腸がんを抑制することがマウス実験により確認されたということで、つまり、ポリアミンを多く含む納豆こそが、がん抑制に最適な食品ということですよね。
また、料理研究家の青木敦子先生によれば、ポリアミンはがん抑制以外に、美肌効果もあるという。
「ポリアミンはアミノ酸の一種で、体内で『潤滑油』として働きます。だから体の全臓器への働きを高めるので、いちばん大きな臓器とされている『皮膚』への働きとして、美白・美肌効果があるのです(皮膚は最も大きな臓器、次は脈管が大きな臓器、と西洋では考えている)」(青木先生・以下同)
また、乳酸菌と納豆菌をいっしょにとることで、互いが腸内で繁殖しあい、腸内環境がよくなるということです。だから、納豆を、漬け物やキムチや乳製品などといっしょにとると、ポリアミン効果が増すんですね。さらに、青木先生から驚きの事実が判明しました。
「納豆菌の中にはポリアミンが多く含まれているので、納豆菌を繁殖させることでより多くのポリアミンをとることができるようになるのです。つまりポリアミンは納豆の発酵が進むほど増えるので、納豆の賞味期限ギリギリにピークになるのです。毎日食べ続けることで体内のポリアミン濃度が高く維持できるので、量を多くというよりも、1日1パック食べるのをおすすめします」ということです。
「納豆の賞味期限は?」いつまで!
「賞味期限内で召し上がっていただきたいというのが基本ですが、3ヵ月~半年程度でしたら問題なくお召し上がりいただけると思います」(全国納豆協同組合連合会)ということですが、これは冷凍保存をした場合です。
思ったよりも、長期保存が可能ですよね。実は海外に住む日本人から「海外でも納豆を食べたい」という問い合わせが多く、日本で製造・冷凍した納豆が輸出されているのだとか。現地では、実際に冷凍した状態で販売されているそうです。
「日本人と納豆は深く結ばれています。皆様のそんな納豆愛を感じます。私事ですが、2カ月以上冷蔵状態で水分がなくなって、カリカリになりますが、それを水に入れてふやかしても大丈夫でした。健康被害はありませんでした」(全国納豆協同組合連合会納豆PRセンター)
さすが、納豆組合!といいますか、そんなこと言って大丈夫かしら、と思えるほどの驚きの回答ですが、これは、もう個人に任せるしかないのでしょうか・・・私は、大好きなので、すぐ、無くなるわけで、こんなに、保存することはありえないのですが(笑)
「納豆の効果・効能」が凄い!
- 栄養素
- はたらき
- つぶ※
- ひきわり※
- たんぱく質
- 筋肉や内蔵などカラダの組織を作る成分です。
動物性と植物性の2種類があります。 - 6.6g
- 6.6g
- 脂質
- エネルギー源や神経組織になります。体温の維持にも役立ちます。
- 4.0g
- 4.0g
- 炭水化物
- 糖質と食物繊維を合わせた成分で、
主要なエネルギー源となります。 - 4.8g
- 4.8g
- ビタミン
- 酵素を活性化させる働きがあります。
新陳代謝に使われ、カラダの調子を整えます。 - 1.2mg
- 1.6mg
- ミネラル
- 歯や骨など骨格を作る成分です。
体内のバランスを整え、誠意上に保つ働きがあります。 - 430mg
- 441mg
- 食物繊維
- 腸内環境を整えたり、消化・吸収を助けます。
- 2.7g
- 2.3g
※五訂より(40gあたりの含有量)(株式会社ヤマダフーズより引用)
今回のまとめ
納豆はほんとに奥深いですね。各ご家庭で食べ方もいろいろあると思いますが、結論から言いますと、賞味期限はかなりあるけれでも、安心の範囲で「早く食べる」方がいいかなと思うと共に、「毎日食べるのが良い」と思ったことです。食卓には「納豆」。そして余談ですが、「納豆」は「夜食べるのがベスト」だそうです。朝方に発生しやすい「脳卒中」や「脳梗塞」の予防になると聞きました。
提案:納豆とキムチの組み合わせは「奇跡の食べ物」になります。ご紹介しますね。