恵方とは、歳徳神(としとくじん)という神様のいる場所を指します。歳徳神はその年の福徳(金運や幸せ)を司る神様の事で、年徳、年神様、正月様などとも呼ばれるそうです。昔からなじまれている神様です。
歳徳神のいる場所は毎年変わり、その度に恵方も変わっていきます。その方角に向かって
、いろいろな事を行うと良いと言われており、かつては節分の恵方巻きを食べるときだけではなく、初詣も恵方の方向の神社に参ったり、初めての事を行うときは恵方を向かって行ったそうです。恵方というのはとても身近なものだったのですね。(wkipeniaより引用)
恵方巻のルーツは?
恵方巻きのルーツは関西。恵方巻きは、江戸時代から明治時代にかけての大阪の花街で節分をお祝いしたり、商売繁盛を祈ったりしたのに始まったといわれています。
花街で商人や、芸子たちが節分に芸遊びをしながら商売繁盛を祈り、食べたようです。名前も恵方巻きという名前ではなく、「丸かぶり寿司」や「太巻き寿司」と呼ばれることが多かったようです。「丸かぶり寿司」も「太巻き寿司」も七福にちなんで、7つの具を入れて巻くので、7つの具を入れるのが基本になったようです。
それにしても、あの、大きさは一口では食べられないと思いますが、その年の恵方に向かって、一気に食べなくてはいけないらしく、大変な「習慣」です。
いろいろなことを行う、いろいろなことを願う、特に関西(大阪)が発祥の地だという説が正しいのですから、まずは「商売繁盛」祈願だったのでしょうね。
「恵方巻」でお金が入ってくるのはどこ?
1989年に、某コンビニエンスチェーンが広島県で太巻きを売りだしました。そのコンビニエンスチェーンでは、売り出すときに「恵方巻き」と名前をつけて、販売したというのが恵方巻きという名前の始まりの強い説です。その後、あっという間に恵方巻きは全国に広がり、コンビニエンスチェーンのみでなく、デパートやスーパーマーケットでも必ずと言って見られる食品になりました。
また、今では関西以外でも手作りで恵方巻きを楽しむ方も増えて、今後もいろいろなバージョンの恵方巻きやアレンジがでてきそうです、とどのつまりは、歳徳神(神様)のいる方に(恵方)に向かっていろいろな行事を考えてきたイベントの一つになってきているってことでしょうか?
「恵方巻」を食べて、お金が入ってくるのは、「恵方巻」を売っている業界にお金が集まるんですね(笑)それでも、その年の恵方に向かって、お昼に食べたり、夕ご飯に食べたり、しながら、楽しく食べる、ということが「幸せ」ならば、「良い習慣」なのかもしれませんね。
食べ方のルールを知ってますか?
恵方を向いて食べる事!
まずはその年の恵方をむいて食べることです。神様がいらっしゃる、恵方をむいて、食べている間はその方向だけを見る。よそ見をしてはいけません。そうしないとご利益を得ることが出来ないと言われています。その年の恵方に向かって食べましょう。
恵方巻きは黙って食べる事!
恵方巻きは黙って食べる事がルールです。食べ終わるまで黙って食べないと、ご利益を得ることが出来ないそうです。丸ごと食べ終わるまで、静かに恵方巻きを全部食べましょう。もちろん、恵方巻きを食べ終わった後は、家族やお友達と楽しくお喋りしましょう。
恵方巻きは一気に食べる事!
恵方巻きを食べるときは、上品に切り分けたりせず、一本をがぶっと一気にいただきましょう。途中で休んだりすると、やはりご利益がなくなってしまうんだそうです(笑)食べる前に恵方を向き、深呼吸。食べ終わるまでそのままの方向を向き、一気に一本いただいてください!一気に食べることが大事なのだそうですが、本音を言うと、もっと細いのがいいですよね。子どもには、絶対無理ですものね(笑)
さあ、簡単ですが、これで皆さま恵方巻きは なんぞや、ルーツは?食べ方は?がわかっていただけましたでしょうか?しばらくは、スーパーやデパートの商買に尋常して、大いに楽しみましょうか?楽しんでいるうちに、「お金の神様」もやってくるかもしれませんもの、(笑)